
電子書籍で買ったのに気に入ったら結局紙でも買っちゃう、itachy(@itachy_blog)です!
デジタル掲載マンガが増える中、いわゆる『雑誌の打ち切り』を気にせず、作者さんが自由に伸び伸びと描かれる作品も増えており、そんな作品をTwitterで発見することに最近ハマって(?)おります。
そこで、私が個人的にこれは面白い!とTwitterで見つけた3作品をご紹介したいと思います。
作品①:月歌の始まり/小雨大豆
昔話『桃太郎』をベースに、日本の平安時代辺り?が舞台の王道少年マンガ
ストーリー展開も秀逸で、ワクワクドキドキな上にグッと来る…
そんなユルさと熱血さのバランスが絶妙です。
そしてキャラクターもイケメン・美人からキモカワ、
人、妖怪、祟り神的なものまでまさに百鬼夜行。目が飽きません。
そしてめちゃくちゃ少年誌とかで連載されてそうなクオリティを
自費出版で連載されてます!!!すごない…?
『そんなこと出来んの?!』って思いましたもん。
自費出版よる大変な部分はあると思われますが、
その分作者の小雨大豆さんが楽しく描かれていて、読んでて”気持ちが良い”マンガです。
連載は作者公式Twitterにて随時更新されていますが、
Amazon Kindleにて電子書籍化されており、こちらはTwitterよりも先読み出来ますので、続きが気になった方は是非ともご購入検討されてみてはいかがでしょうか?
月歌の始まり【自費出版】1巻 | 小雨大豆 | 歴史 | Kindleストア | Amazon
遠近感の描き方がデジタルならでは
こちらの下のツイートの左上のページ、
戦闘シーンで飛んでる魚雷(ミサイル?)みたいなのの一部の輪郭がぼやけていて、それによって奥行と臨場感があるように見えます。
この表現、アナログでするのはかなり難しいと思いますが、デジタルで製作されたマンガならではの表現方法だなーと感心しました。
てかこんな動きある作品絶対アニメ映えするやん…?
はよアニメ化しよ……?
作品②:初恋、ざらり/ざく ざくろ(完結しました!)
『人に求められると断れない』女の子”有紗”と、その周りの人間関係や恋愛が痛切に描かれています。
タイトルの『ざらり』という表現が表すように、
決して綺麗事だけではない内容が描かれていて、読後感はヒリヒリするし、人によっては自分と重なりすぎて辛く感じるかもしれない。
けど、有紗ちゃんが有紗ちゃんの”幸せ”を掴めるよう応援したくなり、目が離せなくなる魅力があります。
こちらもAmazon Kindle作品として販売されてます。書き下ろしもあるので気になった方は是非。
自身の体験を物語に昇華
作者さんご自身が発達障害当事者で、体験したり聞いたり感じたことをベースに描かれています。
それをエッセイとして描かれる方も多いですが、ベースにした物語にすることで、よりずっしりとリアルに伝わってくるような気がします。
↓作者さんのインタビュー記事も合わせてご覧ください。
「普通になれない」女性の恋愛模様に共感の声「初恋、ざらり」が描き出す現代社会のリアル【漫画】 | ハフポスト (huffingtonpost.jp)
作品③:ゲーミングうちゅうじん/パワーマンしゅら
指先ひとつで街を破壊出来るほどの宇宙人が地球に襲来。
地球人の弱さに「つまらん!」と嘆いていると、何やら熱気が集まる場所が…
そこはなんとゲームセンター!
その中の格ゲー(格闘ゲーム)に興味を持ち、余裕で勝てるだろ…と参戦するも、
まさかの「負け」!しかも対戦相手に情けをかけられた!!
人生初の屈辱を覚えた宇宙人は足繁くゲーセンに現れ、格ゲーとは何か、どうしたら勝てるのかを観察し、学び、実践し、身につけていく…という内容。
『○○とは?!』という風に解説がめちゃくちゃ丁寧に書かれている(しかもその熱量がスゴイ)ので、「格ゲー?良く知らないわ」という方は宇宙人と同じ立場で理解して行けるし、
格ゲーヲタにとっては『あるある!』満載という、どんな人でも楽しめる、読者の間口が広いのもオススメポイント。
じょじょに立派な格ゲーマーへと成長していく宇宙人を見ているとなんだか胸熱で、応援したいい気持ちになってきて、画面は極彩色なのにほっこりする、そんな作品です。
設定の作り込みから格ゲー愛を感じる
作中に出てくるゲームは作者オリジナルの架空のもの。
なのにそのまま商品化出来そうなくらい作り込みが凄すぎるんよ…
気になる方はpixivFANBOXに掲載されてるようなので是非ご覧ください。
その他のマンガレポ
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皆様の良いマンガライフのヒントになれば幸いです。
ほなね~( ・ω・)ノシ
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