【夫婦の会話】好きなラーメン店に行く前日に、あえてカップ麺を食べる人の話

パートナーシップ

先日、久々に夫と二人で出かけた時のこと。
歩き疲れたので喫茶店でお茶をしばきつつ他愛もない話をしていたところ、
『アニメ大好きおじさん』こと夫が私に問いかけてきた。

夫:『明日は久しぶりにあの店のラーメン食べに行こう!』と思った前日にさ、あえてカップ麺を食べて、次の日のラーメンへの期待値を上げるんさ。そういうことしやん?




私:どういうこと?????

どういうことだってばよ

特に、女性同士の会話ではよく飛び交う「分かる~!」という相槌。
自分の問いかけに対してそう言ってもらえると「私の感情が理解してもらえた!」と感じて少し嬉しくなる。

だから、問いかけを夫に求められた時、夫に『分かるわぁ~私もそうする!』と言ってあげたかった。

だが、私はそういうことをしようと思ったことがないので、大変申し訳ないが、そんな事をする理由がひとつも分からず、あまりの理解の追い付かなさに思わず笑ってしまった。

笑いが落ち着いてきた途端、色々な思いが頭を駆け巡る。

え?
なんで?
なんで明日美味しいラーメン店行くのにわざわざ前日にカップ麺食べてしまうん?
食べてしもたら『ラーメン食べたい欲』がある程度満たされてしまって逆にラーメン店行く楽しさ半減せぇへん?
好きなものでも連チャンは飽きるしキツくないか…?

しかし分からないからといって「そんなんやったことないし分からんわwwwwwwwwww」と一笑に付すような態度を取るのは、もし私が逆の立場だったら殺意が湧く程嫌だし、何より『なんか面白そう』だったのでその話を掘り下げてみることにした。

すると、『夫がなぜわざわざそんな事を行うのか?』についての彼なりの理由が分かってきた。

夫(アニメ大好きおじさん)の言い分

ここに辿り着くまでの会話は省略する(というか忘れてしまった)が、夫の言い分はこんな感じである。

まず、明日行こうとしてる好きなラーメン屋のラーメンの味を想像するやろ?
そして「食べた時の幸福感」を思い浮かべて期待を高める
けど僕はより幸せを味わいたいから、あえて前日にカップ麺(同種のチープな物)を食べて、自分の現状値をマイナスに振るんよ。
そしたら現時点の自分と、ラーメン屋のラーメンを食べた自分との期待値の差(絶対値?)が広がるから、普通に食べるよりも幸福度が味わえるんさ。
そのために、あえて前日に食べるんよ。



ふむ、こういうことかな?

話を聞きながら私の頭に浮かんだ図(座標?)

まだちょっとよく分かんないっすね

夫の見解を聞いて、問いかけ時は
「分かる0:分からない10」だったのが、
「分かる4:分からない6」くらいになった
正直少し安心した

しかしその後の

より幸せを味わいたいから、あえて前日にカップ麺(同種のチープな物)を食べて、自分の期待値をマイナスに振る

これはまだちょっとよく分からない。

私なら普通に次の日に食べて「うまい!うまい!…うまい!!!」となって幸福度が上がって満足して終わり。
それで十分である。
なぜそんなわざと現状値を下げてまで幸福度を上げようとをするんだ??
まだちょっとよく分からん…

うーーーーーーーーーーーーん



……ん?

私:まだ分からんとこはあるけど……
それって『自分で自分の機嫌を取る』って事じゃないの?


ラーメンから始まる自己啓発

『自分で自分の機嫌を取る』

それは、よくビジネス本や自己啓発、婚活、人生相談なんかでよく出てくる『自分自身のコントロール方法』である(…と、私は認識していますが、間違っていたらご指摘ください)

一時期そういった本やコラムを読み漁っていた時があったのだが、そのほとんどに

自分の都合で人に当たり散らす人、マウントを取ってくる人、なに食べたい?と聞かれ「なんでも良い」と言っておいてファミレスだと不満そうな人、そういった人は「人に機嫌を取ってもらおう」としてしまっている。そういう人は仕事も婚活も上手くいきづらい。そうならないためにも「自分は何が好きか」「どうすればリフレッシュ出来るか」「自分の気分転換方法」などを知り、自分の機嫌は自分で取ろう

に近い内容のことが書いてあった気がする。

それに対して「なるほどなぁ…確かに!ええなそれ!」といたく感心していたので、個人的にもその考えを大事にしてきた。

そして、夫がやっている『ラーメン店に行く前日にあえてカップ麺を食べ、次の日のラーメンへの期待値を上げる』ことは自分の幸福度を上げる行為、
つまり「テンションをブチ上げる」行為のひとつであり、
それすなわち『自分で自分の機嫌を取る』手段の一環なのでは?

と私の中で繋がった。

それを伝えた所、夫もしっくり来たらしく
『そう!それやわ…ええこと言うてくれた…』

静かに納得していた。

まとめ:機嫌の取り方は人それぞれ

話を掘り下げていった結果、「分かる~!」とは言ってあげられなかったが、
「それって自分で自分の機嫌取るためのあなたなりの方法じゃね?」という結論に辿り着き、
「分かる6:分からない1:分からんでもない3」くらいにはなったと思うし、夫も少し嬉しそうだったので私も満足した。

結婚してまだ1年にも満たないが、こういった話を沢山して、お互いの「分からんでもない」を増やしていけたら良いなと思った次第です。

もしも『我こそはアニメ大好きおじさんの考えに賛同する者であるぞ!!』という方、是非コメントください。

さらに夫が喜びます

ほなね~( ・ω・)ノシ

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